わたしが不妊治療を始めたわけ。

わたしが不妊治療を始めたわけ。前にも書いたけどやはり結婚5年も経ってしかも年齢も三十路に突入したとなるとそろそろ子供がいないことに不安を感じ始めたのです。子供のいない人生の選択肢もあるのだけども、それは最後の手段にしておきたくて、やっぱり子供を産みたい、自分の子孫を残したいという思いが強くなって…。どうしても無理ならリタイアも考えてます。ただもう少し頑張ってみようと思えたのです。
その頑張ろうと思えたきっかけが親友達や職場の人(の奥さん)の妊娠・出産だったのです。自分だけ子供がいないことに劣等感を感じなかった…というのは嘘になるけど、競って作るもんじゃないという思いもあったので、自然に任せようと思ってました。ただそれじゃいつまでたっても子供ができないことに気がついて…。これがわたしにとってのちょっとした悲しい現実だったのです。もう子供ができないと言われたわけでもないのでそこまで悲観することじゃないのだけども、何か心のひっかかりを感じたのも事実。正直今も通院してるけど、どうしてここまでしないと…と考えてしまうときもある。だけどもそれで子供ができるのならば頑張ろうと、今のわたしなら素直に思えてきたのです。
 
そしてもう一つ。歪んだ理由かもしれないけど、どっちかというと仕事人間だったわたしだけども、そろそろ自分の人生=仕事というのを一旦お休みしたいなと。仕事そのものは暇なときも多いし、必要とされてるのかされてないのか、存在意義そのものがわからなくなってきて、それならば家庭を築くことにウエイトを置こうと。働くことで自分の存在価値を見出そうとしていた今までのわたしから一旦離れて家庭のことをもう少し大事にしたい。旦那(今回はあえてみみちゃんと言わない)も子供が欲しいみたいだし、それでわたしも含めてみんなが幸せになれるのなら、その幸せも大事にしたい。もちろん子供がいなくても幸せで楽しく暮らしている夫婦もたくさんいるし、そういうライフスタイルもいいなと思う。自由も利くし仕事も思うようにできる。それに子供がいることで制限も増えるし実際そういう人もたくさん見てきたから、それはそれで窮屈だろうな…って思ったりした。だけどもわたしはあえて子供がいる人生を選んでみたいと思う。
 
ただ子供がいる人生を歩めるかどうかはまだわからない。どんな現実が待ってるかはまだわからない。だけども、神様を信じるわけじゃないのだけども、どんな現実がきてもそれを受け入れられる人間だと神様が認めているのならば、きっと乗り越えられると思う。頑張ってみよう、やれるだけ。どんな現実がきてもわたしは負けない。落ち込んだりするかもしれないけど、しんどいかもしれないけど、わたしは大丈夫、きっと。